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涼しい

単行本作業が終わってのひと区切り感がハンパなくて、しばらくボンヤリしてたけどだんだん仕事モードが戻ってきた。
過去原稿をひと通り見直しての発見や反省がいろいろあったので、今後の作画に生かせるといいなあ。やっぱたまにはきちんと振り返ることも大事だ。

拍手コメ返信です。

>ところで女同士のケンカとかキャットファイトなどには
>全然興味なしでしょうか?

女同士の戦い自体は嫌いではないですが、キャットファイト的にエロ要素が混ざるのはちょっと嗜好に合わない感じですね。
バトルはバトル、エロはエロと分ける(試合後のロッカールームでのプレイとか)なら、ありだと思います。

ふたなり王国の勃興

ファイル 109-1.jpg

帯つき画像はこんな感じ。
というわけで、単行本のサンプルなどUPしました。これでとりあえずひと段落。あとは発売日を待つばかりです。
同人誌と違って、タイトルロゴや装飾はもちろんデザイナーさんにお任せするわけですが、予想を上回る良い仕上がりに感動。正直、ここまで凝ったデザインにしてもらえるとは思っていませんでした。
エロマンガの表紙で、こんだけロイヤルかつラグジュアリーなものって昨今あまり見かけないんじゃないでしょうか。まさにジャム王子らしい表紙だと思います。

ちなみにこのタイトル、かなり以前から温めていたものでした。ふたなり作品集で「勃興」という言葉を、誰かが使う前にどうしても押さえておきたかったのです。
でも、最近の流行からするとちょっと漢字が多いし、かっちりしたイメージすぎるので、リテイク食らっても仕方ないぐらいの気持ちで提案してみたところ、そのまま通してもらえました。
収録作の内容もですが(小説形式とかフェンシングとか)ほんと、やりたいことを思いっきりやらせてくれた編集さんには頭が上がりません。
ああやって様々な手法をじっくり試すことが出来なければ、マンガ構成の奥深い可能性に気づくこともなかったでしょう。
ありがたいことです。

あ、あと遅くなってしまいましたが、前回の日記後にコメント下さった方、ありがとうございました。
正直この先もコミケにはあまり縁がないような気がしていますが、同人誌を出すことを禁じられたわけではないですし、いろいろと方策を考えてみるつもりです。
とりあえず冬は落ちても受かってもアルルナの最終章を出します。引きずってるものを片付けないと、次の一歩がスッキリ踏み出せませんから。

落選

コミケ落選しました…2連続です。
さすがにヘコむわ。
冬に落選した分、夏の新刊はがんばって作ろうと意気込んで原稿に手をつけてしまってたのがなあ…。申し込みサークル多数なジャンルでもないんだし、まさか連続落選は無いだろうと踏んでたのが甘かったのか。
この状況で何から手をつけたらいいものやら。
半年ぐらい冬眠したい気分。つーか、もうコミケに当選するイメージが浮かばないよ…

ゴールデンウィーク

遅ればせながら、イベント無事終えてきました。
3日:都産祭、4日・売り子手伝いと2日間の上京でしたが、雨にたたられたさんざんな連休でした…。おまけに今日も荒天で、結局まともに晴れたのは5日だけ。
5日の快晴を他の日に分配すれば、過ごしやすい連休になったのに…
そんな中、参加されたみなさん本当にお疲れ様でした。

3部作となってしまった最終巻は、年内に発行予定です。秋にオンリーがあればそれ合わせを考えています。
秋といえば劇場版も公開されますな。とりあえずはテレビ本編の再構成版2本らしいので、自分の同人ネタへの影響は少なそうですが。
PSP本体買うのも、もうちょい先だな…。今回はスケジュール管理の甘さを痛感したので(それも何度目だっつう話ですが)引きずってる原稿をある程度片付けてからにしなくては。

表紙とタイトル

ひい2ヵ月半ぶりの日記!ご無沙汰してます。
つーこって5月3日のまどかオンリーにて新刊が発行されます。サンプルはひとまずPixivにてご覧下さい。
あとでサイトのほうにも上げる予定ですが…Pixivの簡便さに慣れてしまうとどうにも億劫で…
昔はHTMLタグ打ちに相当いれこんでたのになあ。歳かな。

せっかくなので、新刊表紙の裏話でも。
今回の本、当初予定していたワルプルギスを倒すとこまで至らず、以下次号でつづくとなってます。まあジャム王子にはよくあることなのですが…面目ない。
で、ということは前後編でまとめるはずが、上中下の3巻組みになってしまったわけです。
つまり、最終巻のために考えたタイトルや構図のアイデアが使えなくなった…!
正直、かなり冷や汗でした。締め切りまでそんなに余裕なくなってる時期に、まったくゼロからタイトルと表紙を考えるって状況がとにかく恐怖で。
いろいろ検索しつつ頭をひねって、ホントに偶然から今回の単語にめぐり合い、そのイメージから、いつもと違う落ち着いた感じを試してみたのです。
作成中は「地味すぎないか…これ…」と不安だったんですが、結果的には、追い込まれて作ったわりには自分でもお気に入りの表紙になって、こういうことってあるんだなあとしみじみ感動でした。エロではまずやらない色調や構図だし、逆に新鮮だったというか。

予定通り前後編だったら、このタイトルも絵も、世の中に生まれなかったんだなあ…と思うと、不思議な感慨がありました。
タイトル決めたときに念のため検索かけたのですが、イタリア語表記はともかく、カタカナでこの文言はほとんどひっかかりませんでしたから。
本編中にも、最初からあったアイデアと、描いてる中で偶然ひらめいたネタやセリフがあります。あの瞬間の脳内麻薬が溢れる感じは、マンガを描く喜びの大きなひとつでしょうね。